フェレットの飼育で日々必要なケアの中に爪切りも含まれています。爪は自然に伸びていきますので定期的に切らないと危険です。
この記事ではフェレットの爪切りについて解説しています。
Contents
フェレットの爪切りは必要?
爪は伸び続ける
フェレットも人間と同じように爪は日々伸びてきます。爪を自分で研いだり自然と生え変わるということはないため定期的に切ってあげる必要があります。
怪我の原因となる
爪が伸びていると布やハンモックなどの糸などに引っかかってしまうこともあります。そのままはずれないとフェレットが暴れてしまい爪が割れたり、場合によっては骨折などの可能性も!
また爪が伸びて尖っている状態は爪が飼い主さんに刺さるのも痛いです。
フェレット自身と飼い主さん両方の怪我を防ぐためにも爪切りは重要になります!
必要な頻度
個体ごとに伸びる早さに差はありますが爪切りを1週間ごとにできるといいです。放置せずに少なくとも2週間に1度は行ってください。曜日を決めて行うのがオススメです!
また、決まった頻度などではなく日常的に爪の伸び具合を確認して伸びてきたら切るようにもしてあげてください。
フェレットの爪切りに必要なもの
フェレットの爪切りを行うために必要な道具などを紹介します。
専用の爪切り
ウサギ、モルモット、フェレットなどの小動物用にハサミ型の爪切りがあります。刃先も丸く安全で、切れ味もよいため綺麗に切れます。一本あれば耐久もあるのでずっと使えると思います。
また人間用の爪切りは使わないでください。
厚さも違うため爪が割れてしまう可能性があり、またパチンという音にビックリしてしまうこともあり危険です。
敷くもの
爪切り自体に切った爪が入る部分はないので、切った爪が下に落ちます。片付けやすいように新聞でもティッシュでもなんでもよいので敷くものを用意するといいです。
フェレットバイト
必須ではありませんが、爪切り終了後のご褒美として与えるためにフェレットバイトを用意しておきましょう。
フェレットの爪切り方法
保定する
まず保定(首の後の皮を掴む)をしっかりとして固定します。写真では下にフェレットをつけていますが、爪の飛び散り防止のためです。力の強い子は足で蹴って暴れてしまうので浮かせておいたほうがいいです。首をぶんぶんされてしまうことがないくらいに掴んでください。
手足それぞれ順番に切る
固定ができたら手足を片方ずつ順番に切りましょう。5本指×左右×手足で20本分になりますが、できるだけ早く終わらせてあげるようにしましょう。また切り漏らしがないようにも気をつけてください。
切る位置ですが爪を見ると赤い血管が見えます。切ってしまうと当然痛がるので、それよりももっと手前で余裕のある位置で切ります。慣れない間は1本の爪を1度で切らずに数回で少しずつ切って短くしていくのもいいでしょう。いきなり爪切りで切ってしまわないで、まずは切る位置に爪切りを当ててから慎重に力を込めていきます。
ご褒美バイトを与える
爪切りが終わったらご褒美にバイトを与えましょう!必須ではありませんが嫌がりながらもいい子にしていたフェレットちゃんにはご褒美をあげたいですよね?
うまく行うことコツと注意点
しっかり保定する
うまくできない人の1番の理由は保定がしっかりできていないことです。暴れて離してしまう場合や掴みが甘く動かれていて爪が切れないという方が多いです。飼い始めの場合にはまずは保定だけしっかりできるように練習しましょう。爪切りだけではなく耳かきなどでも必要になってくるので保定の慣れは飼育には重要です。
眠っている間に行う
フェレットは一度眠るとちょっかいを出されてもまったく起きないことがあります。(フェレット爆睡)
寝ているその時がチャンスです!保定もなしで寝ている手足を持ってそのままサクサク切ることもできます。ケージの中など切りにくい場所にいる場合には抱きかかえて切りやすいようにしましょう。個体や状態によって眠りの深さは違うので起きてしまいやすい子にはできないかもしれませんが眠っている時にできないか試してみましょう。
二人で行う
二人体制で行う爪切りはかなり安定して非常にやりやすいです。慣れていない間はまず二人で行うのがいいでしょう。一緒にデキる人がいるのであればずっと二人で行うのでもいいです。
1人が保定をしてもうひとりが爪を切るだけですがそれぞれ役割に集中できますし、保定側は両手で支えられるので安定感があり安心して切ることができます。
ご褒美バイトを与える
爪切り終了後にはご褒美バイトを与えることで、いい子にしていたらバイトがもらえると学習します。嫌なことだけされるのであれば人間でも抵抗しますよね…。嫌な時間である爪切りはサクッと短い時間で終わらせてご褒美であるバイトをあげるようにしましょう。
切る位置を確認する
痛がりますし、かわいそうなので切る位置には注意です!血管部分を切らないように気をつけてください。
ベビーなどは特に指も爪も非常に小さいので難しいかもしれませんが、二人で行うなどでうまく切ってあげてください。
飛び散った爪に注意
切った時に落ちたり飛び散った爪はしっかりと片付けましょう。落ちても大丈夫な場所で切ったり、終了後には掃除機をかけるなど行います。爪は固いですし、それぞれ小さく尖っているのもあるため飼い主さんが踏んだら刺さることもあります…。
フェレットの爪切りまとめ
爪が伸びていると危険もあるので日々のケアが重要です。爪切りには小動物専用の物を使ってくださいね!
以上フェレットの爪切りについてでした。