不動産投資の本を探している時に「人生楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番」という本があったので読んでみました。
不動産屋として起業することはまったく考えていないのですが、投資に活かせる内容があるのかな?ということとあまり詳しくない業種なので気になりました。
この記事では読んだ感想などをまとめました。
Contents
不動産屋は毎日暇で自由で稼ぎまくりでハッピー
8割くらいこんな感じの内容です。
何度も「とにかく不動産屋は素晴らしい!最高!」って感じに書かれています。
賃貸ではなく販売についての内容です。
仲介だから物もいらないのに利益が大きい
仲介についてが多く書かれていました。
仲介なのに売るものの金額が大きいので1件で数百万円もらえる。
年に数件決まるだけで年収は数千万円。
時間もたっぷり
ネットに掲載して興味を持った人から連絡がきてから対応するだけなので時間がいっぱい!
暇で毎日が日曜日のような生活。
あれもこれもいらない
1人でも暇なくらいだから従業員も不要!
自宅を使えば事務所も不要!
ネットを使ってはじめるから人脈もはじめるのに不要!
逆に必要なものは下記だけです。
- 電話
- パソコン
- FAX
- 応接セット(机など)
資金については協会に加入して供託するのに130万円~160万円ほどでOK
宅地建物取引士にはなりやすい
「宅地建物取引士」の資格は4択のペーパーテストだけで取れる。
そして実務経験はなくてもなれる。
一度取っておけば資格自体は更新もないので宅地建物取引士をとるのはいいのかもしれないですね。
投資をするのに必要はないけれど、レインズが見れるようになるのと知識的にはあるといいかも。
会社員も持っているとメリットが。
試験自体は合格率低いように見えて、ろくに学習していないで受けている人も多いだろうからしっかり学習できるなら。
夢を与える内容ばかりで悪いことについて書いてない
鵜呑みにしたらしぬかも
夢があることはたくさん書いてあります。
ですがリスクとか悪い内容のものは一切書いてありません。
書かれている成功体験の再現性はあるのか?
開業後1年間は不動産で何もしていないと書いてあります。
サラリーマンのまま宅建士にはなれなません。
もし読んだ人が不動産屋になりたいと思っても、会社を辞めて収入のないまま起業することになります。
そのような人が1年間利益ゼロでやっていけるはずもありません。
毎日が日曜日と書かれていますが、毎日3回以上ネットで物件のチェックをしているみたいです。
物件のチェックは趣味みたいなものと書いてありますが、まるで趣味だから仕事の時間扱いではないかのような話です。
プログラムを書くのは好きで趣味だから、自分のサービス開発しているのは仕事じゃないよ、毎日が日曜日!
そんなこと言えるわけもありません。
この本を読むのにおすすめな人
将来起業したいサラリーマン
具体的に何で起業するかは決まっていないけれど、将来は自分で稼いでいきたい!と夢のある方にはオススメです。
この本だけ読んで「自分でも不動産屋やれそう!!楽に稼ぎまくり!」と夢をみて実行すると痛い目を見るかもしれませんが、不動産で起業をするということを選択しにすることができる本です。
楽に稼ぐことはできるとは思いませんがよくあるラーメン屋をはじめたりするのよりはいいのではないでしょうか。
まとめ
この本の内容をまとめると「不動産屋は時間もお金も困らない素晴らしい仕事」ということです。
悪い内容については書かれていないので個人的に思うことは、不動産者は他と比べてはじめやすいというのが大きいと思いました。
本としてはとても読みやすく、内容も面白いです!
ただこの本だけ鵜呑みにするのは危険な感じではあるので気を付けましょう。
サラリーマンで今後起業したいと思っている人や、既に不動産関連の仕事をしていて独立したい人はぜひ読んでみるといいでしょう。
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