モルモット

あなたはモルモットの種類がどのくらいあるかご存知ですか?
モルモットには意外にも多くの種類があります。
この記事では数多くあるモルモットの種類について紹介していきます♪

Contents

モルモットの品種

イングリッシュ

イングリッシュモルモットは最もよく見られる種類で直毛短毛種のモルモットです。
個体の価格は2,000〜3,000円程度といわれています。
見た目が単毛であるためペットショップではその見た目から『ショートモルモット』という名前で販売されることがあります。
毛質には二種類あってノーマルタイプ、サテンタイプの2種類です。
サテンモルモットはイングリッシュモルモットの毛を美しく改良している種類でツヤ光沢が見られます。
アビシニアン・テッセル・ペルビアン・クレステッド・シェルティー・テディーといった様々なカラーや種類のモルモットが作出されています。
初めは警戒しやすく臆病ですが、人に慣れると飼い主から離れようとしなくなったりついてくるようになります。
エサが欲しいときはねだったり、構って欲しいときに鳴き声を出したりするのでとても愛らしいです。
繁殖は通年で、1度の出産で2〜4匹の子を産みます。
飼育は難しくないですが人間と同じでビタミンCを体内で生産できないので餌には注意が必要です。
ビタミンCが足りなくなることでストレスがたまり病気にも繋がります。
飼育するときは飲み物にビタミン剤を混ぜたり、生野菜や果物、ビタミンCが含まれたペレットをバランスよく与えましょう。
また、暑さと湿度に暑いため室内温度にも気をつけることが大切です。

アビシニアン

アビシニアンモルモットは直毛で中毛種のモルモットでアビーともいわれています。
ノーマルモルモットを改良したモルモットなので野生には存在しない種類です。
個体の価格は4,000〜6,000円といわれています。
短毛種よりも毛が長く体につむじ(ロゼット)のようなものがあります。
ロゼットが左右対称にあるものは貴重であるため鑑賞的価値が高いといわれています。
イングリッシュモルモットよりも4〜5cm体毛が長く。クルクルと巻いた毛のように見えるためペットショップでは『巻き毛モルモット』という名前で販売されています。
イングリッシュモルモットと同じで毛質はノーマルタイプとサテンタイプの2種類です。
繁殖は通年で、1度の出産では2〜4匹の子を産みます。
性格・飼育時注意はイングリッシュモルモットと同じです。
短毛種に比べて体毛が長いのでブラッシングをしてあげる必要があります。

シェルティ

シェルティモルモットは長毛で直毛、つむじのないモルモットです。
イギリスでベルビアンモルモットと区別して独立した品種として認められ『シェルティー』と呼ばれています。
一方アメリカでは『シルキー』といわれています。
白・黒・茶色の配色があり、顔周りの毛は短く頭部・脇腹から毛が長く伸びていて絹のような手触りです。
全ての毛が体に沿って流れているので高級そうな見た目が特徴的です。
個体価格は約10,000円前後だといわれています。
長毛のため定期的なブラッシングとカットが必要なので飼育は難しいです。
また、美しい毛並みを保つためにはモルモットを飼育するケージを清潔にする必要があります。
性格・飼育時注意はイングリッシュモルモットと同じです。

ペルビアン

ペルビアンモルモットは『アンゴラモルモット』とも呼ばれており、野生ではほぼ存在していない個体です。
ペルーテンジクネズミ、パンパステンジクネズミの家畜個体だといわれています。
長毛が特徴的で、ショートタイプになると背毛が地面につくくらいの長さになり、体毛のカラーバリエーションも豊富です。
巻き毛のタイプと、直毛のタイプがいます。
シェルティモルモットとの違いは頭部と背部のの毛が長毛になりやすいことです。
個体価格は約8,000~10,000円だといわれています。
長毛種の場合は毛玉ができないように手入れをする必要があるのでブラッシングは定期的に行いましょう。
性格・飼育時注意はイングリッシュモルモットと同じです。

テディ

テディモルモットはノーマルモルモットの改良品種であり、アメリカで突然変異をしたモルモットとして発見されました。
野生には存在しない種類です。
縮れた体毛の短毛種で見た目はレックスモルモットと似ていますがテディモルモットはアメリカで、レックスモルモットはヨーロッパで発見されました。
アメリカンとアビシニアンの2タイプを掛け合わせたモルモットなのでそれぞれ毛質や毛艶も違います。
またカラーバリエーションも豊富です。
個体価格は約10,000~15,000円だといわれています。
水を使ったシャンプーはストレスや体力の消耗につながるので基本的には禁止です。
長毛種と違って抜け毛の激しい時期以外はブラッシングは必要ないといわれていますが皮膚病や害虫の早期発見のためにも健康チェックとして周期的に行いましょう。

レックス

レックスモルモットはテディモルモットと似ているタイプのモルモットです。
縮れ毛の短毛種という点では二種類とも同じですが、外見もテディモルモットよりもレックスモルモットの方が毛のカールが多く見られます。
似ているモルモット同士ですが出身国と遺伝子が違った品種であるといえます。
個体価格は12,000円~15,000円だといわれています。

テッセル

テッセルモルモットはシェルティモルモットから改良さたため頭部の体毛が伸びないでつむじがありません。
長毛種で脇腹部分の体毛がよく伸びるという特徴もシェルティモルモットと同じですね。
柔らかい毛質と硬い毛質の2タイプがいます。
カラーバリエーションも豊富なので好きな色を選べるのが魅力です。
個体価格は約4,000〜6,000円だといわれています。
ぬいぐるみのようなふわふわな縮れ毛が床材や牧草に絡まってしまい毛玉ができやすいので、目の細かなブラシでこまめなブラッシングが欠かせません。
お手入れが必要となるテッセルモルモットですがその分スキンシップを密に取ることができます。

クレステッド

クレステッドモルモットはノーマルモルモットの品種改良で野生には存在していません。
『クレスト』、『梵天』ともいわれています。
つむじがあり直毛の短毛種なのでイングリッシュモルモットに似ています。
アメリカ系とヨーロッパ系の2種類がいてアメリカ系はつむじの部分のみが白くて体に白い模様がないですが、ヨーロッパ系は体色に関係なく頭部のみつむじがあります。
個体価格は約10,000円前後といわれています。
つむじ周辺は毛が長くなりがちですが他の部分は短毛であるためブラッシングの手入れが頻繁に必要にはなりません。
性格も温厚であるため慣れれば懐いてエサをねだったりついてくる姿が見られます。

スキニーギニアピッグ

モルモットといえば体毛・カラーによって種類が分かれますがスキニーギニアピッグはその中でも珍しい無毛種です。
『スキニー』ともいわれています。
毛が全くないタイプのモルモットと鼻・足先に少しだけ毛が見られるタイプがいます。
カラーは全身がピンク・黒・茶色や黒の斑点があります。
ペットショップではオスのみ販売されていて繁殖はノーマルと同じで1度に2〜4匹の子供を産みます。
珍しい種類ともいわれているので個体価格は約20,000〜40,000円と一般的なモルモットに比べて高価です。
メスは販売されていることもあるようですがオスの個体価格より高価になります。
鳴き声でコミュニケーションをとることのできる動物なので飼い主がきちんと気にかけて話しかけることで早く慣れてくれるでしょう。
臆病な性格でもあるので静かな環境にするように心がけて飼い始めはベタベタと接しないようにしましょう。
体に毛がない種類なので保温能力が低く寒さに弱いため冬などは保温に注意してください。
体毛が少ないためブラッシングは必要がないですが、皮膚の清潔を保つためにぬるま湯で絞ったタオルで優しく体を拭くようにしましょう。

日本にいるのは主にミックス(雑種)

日本に流通しているモルモットの多くはミックス(雑種)です。
ペットショップで販売されている品種名は個体に最も近い品種の名称がつけられています。

モルモットのカラーバリエーション

ブチ

ブチでは毛色は白が基本で、斑模様が入っているカラーです。

ダルメシアン

ダルメシアンは犬で見たことがある人も多いのではないでしょうか。
犬と同じでダルメシアンでは毛色は白が基本の色です。
黒または茶色の斑模様が入っていますカラーです。

ヒマラヤン

ヒマラヤンはまるでウサギのように目が赤くなります。
毛色は白が基本で、耳・鼻・手足に黒または茶色が入っています。

ローン

ローンは頭の濃い色からお尻にかけてグラデーションになっているのが特徴です。
お尻側の色は薄くなります。
ローンではなく「葦毛(あしげ)」ともいわれます。

ハーレクイン

ダルメシアンと似ていますが、色と濃い色のまだら模様のカラーです。
モザイクのような模様が特徴的だといわれています。

アグーチ

毛色は複数あってまだらに模様が入っています。
南米産齧歯類アグーチという動物からとってアグーチという名前がついています

ダッチ

毛色は二種類あってそのうち1色が白で目の周り・足の周り・背中の毛に色が入っています。

モルモットのカラーには以上のような名前で呼ばれたカラーがありますが、どのカラーにも当てはまらないカラーで2色模様があれば「二毛」、3色であれば「三毛」と呼ばれています。

モルモットの種類まとめ

モルモットは似たような色でも種類が違ったりカラーバリエーションが様々あるので魅力的ですね。
「まだモルモットを飼っていないけど今後飼おうと思っている!」という人は毛量・毛質によって飼育の難易度が変わるので、たくさんの種類のモルモットと比べつつ慎重に選んでくださいね!

この記事を書いた人

鳥井 慎太郎
鳥井 慎太郎
Web事業家/ブロガー
毎日楽しい。 個人開発(Webサービス、ゲームアプリ)