ハリネズミ

小さくかわいいハリネズミはペットとして近年人気ですが、鳴くということを知っていましたか?どんな鳴き声かイメージもわかないという人も多いです。
この記事ではハリネズミの鳴き声について解説しています。鳴き声の種類や、どんな時に鳴くのか、理由や気持ちについても紹介します!

Contents

ハリネズミは鳴く?

ハリネズミは鳴く動物

普段、ハリネズミを見ているとおとなしく、鳴かないイメージがすると思うのですが、実はハリネズミは、鳴き声を出します。
鳴き声は特徴的で、鳴き声に注意して聞き分けるとハリネズミが今どんな気持ちでいるのか、体調はどうなのか、ハリネズミの喜怒哀楽までわかってきます。
ハリネズミの鳴き声は、ハリネズミを理解する上で大切な手がかりとなりますので、鳴き声に注意して絆を深めていってほしいと思います。

ハリネズミの鳴き声は大きい?

ハリネズミの鳴き声は、大きいのでしょうか?
いいえ、とても小さいのですよ。テレビや音楽をつけている中でハリネズミの鳴き声を聞き取るのは困難だと言えます。
人間に聞こえない40~90KHzの音域で声を出していて、ハリネズミ同士のコミュニケーションをとっていると言われています。
ハリネズミの鳴き声を聞くときは、静かなところでハリネズミを観察しながら耳を傾けて聞いてあげて下さい。
鳴き声は非常に小さいため近所の迷惑になったり、夜中に鳴いてうるさいという心配はありません。

鳴き声で気持ちがわかる?

鳴き声を聞き分けられるようになると、鳴き声でハリネズミの感情がわかるようになってきます。ハリネズミは、感情によって鳴き声が違います。怒っている時、機嫌が良い時、不満に思っている時など鳴き声を聞いて感情が理解できるようになれば、かわいいハリネズミとの距離感も近くなり一緒にいることの楽しさも倍増するかもしれません。
また、鳴き声以外にも、私達と同じように寝言を言うことがあります。
「プゥプゥ」「ピューピュー」といった寝息が聞こえることもありますよ。
これはなかなかレアで、聞けたらラッキーですね。寝言や寝息を聞く機会に遭遇できるよう、日頃からハリネズミのそばで耳をすましてみるのもいいでしょうね。

ハリネズミの鳴き声の種類と理由

ハリネズミの鳴き声には種類があり、それぞれハリネズミの感情を表しています。ハリネズミの鳴き声を聞いて今どういう状態なのか様子を観察してみて下さいね。

不満を感じている時

ハリネズミが不満を感じている時は、鼻から勢いよく「シューシュー」と息を吹き出します。何かしたい時に邪魔をされたり、眠りを邪魔されたりするとよくこういう声を出します。こういう時は、ハリネズミがストレスを感じないように少し距離をおき、そっとしておいてあげて下さい。

警戒をしている時

警戒している時は、体を丸めて針を立て「シューシュー」「シュッシュッ」「プシュー」と鳴きながら飛び跳ねて威嚇します。この時、おでこの針を立てて頭を突き出しジャンプするように跳ね上がりながら鼻を鳴らすこともあります。不快感を感じたり、邪魔をされた時も体を丸めながら「シューシュー」声をあげます。

満足している時

満足感を感じている時は、鳴き方も違います。小鳥がさえずるように「ピーピー」「ピピピッ」と鳴いたり、のどを鳴らしたりします。そういう時は周囲の環境に信頼感、安心感、満足感を感じています。安心して眠っている時や赤ちゃんハリネズミがお腹いっぱいになった時もそのようにして鳴きます。かわいらしい鳴き方をします。

苦痛、恐怖を感じている時

苦痛、恐怖、危険を感じている時は、「グエーグエー」「ギエーギエー」と叫ぶように鳴きます。このように鳴く時は、ハリネズミにとっては緊急事態が起きている状況の時です。
ハリネズミが感じている恐怖や危険なものを探しだし、取り除き落ち着かせて下さいね。
赤ちゃんハリネズミがお腹をすかせている時、このように鳴くことがあります。
また、「キューキュー」と鳴くときがあります。ハリネズミが苦痛を感じている時や恐ろしいことに遭遇している時にこういう鳴き方をします。この状態が続くとストレスになりますので気づいて対処してあげて下さい。
また、病気やケガをしている時もこのように鳴きます。ハリネズミの体に異変がないか確認しましょう。

機嫌が良い時

機嫌が良い時は「フンフン」と鳴きます。
リラックスして落ち着いている時は、猫のように「ゴロゴロ」とのどを鳴らすような鳴き声をすることがあります。
うれしい時や満足している時は、「ピーピー」と鳴くことが多くハリネズミにとって良い状態といえます。

赤ちゃんの鳴き声

赤ちゃんハリネズミがお母さんを呼ぶ時には、「ピーピー」と鳴きます。
また、小鳥がさえずるような鳴き方は生まれたばかりの赤ちゃんの鳴き声です。ピッチの早い鳴き方は、お腹が空いている時やお母さんをさがしている時によく聞かれます。
お腹がいっぱいの時は幸せそうに「ピーピー」と鳴きます。
小さかった声は成長とともに大きくなっていきますが、自分で動き回れるようになるとこの鳴き方はしなくなります。大きくなった証拠ですね。

繁殖期のオスの鳴き声

オスが求愛行動をしている時は、「クックッ」「コッコッ」と鳴きます。
また、赤ちゃんの鳴き声を同じように「ピーピー」と鳴くこともあります。それは主にメスの気をひこうとしている時や発情している時に鳴きます。
また、オス同士で「ピーピー」と鳴いたりすることもあります。

その他の時の鳴き声

ハリネズミが探検している時や餌を探している時は「フンフン」と鼻をならします。
飼い主に対して「ピーピー」と鳴くことがあります。ハリネズミとの信頼関係ができているとそのように鳴くらしいです。これはうれしいですね。
あと、気にかかる鳴き声があります。
風邪をひいたり、アレルギー反応がある時「グビッグビッ」とはなを鳴らすことがあります。
その他に、「コンコン」と人間のような咳をすることがあります。のどに何かつまったり空気が乾燥している時に聞かれます。

気をつけてあげてほしいこと

ハリネズミが常に鳴き続けている時は要注意です。呼吸器の病気にかかると呼吸音がします。その音かもしれません。
ハリネズミは、肺炎など呼吸器の病気を発症する確率が比較的高い動物です。様子を見ててせきが出たり呼吸が苦しそうにみえたら動物病院に連れていきましょう。

ハリネズミの鳴き声まとめ

ハリネズミは、小さな声ですが様々な鳴き声で鳴きます。その鳴き声は、ハリネズミの状態や感情を表しています。
鳴き声を手がかりに、ハリネズミの様子や何を訴えているのかを考えてみて下さい。
鳴き声を理解してハリネズミの気持ちが少しでもわかるようになれば、一緒に暮らしていくことが楽しくなりますしますますハリネズミがかわいくなりますよ。以上ハリネズミの鳴き声についてでした!

この記事を書いた人

鳥井 慎太郎
鳥井 慎太郎
Web事業家/ブロガー
毎日楽しい。 個人開発(Webサービス、ゲームアプリ)