ハリネズミを飼いたいと思った時に気になる方が多いのが「どれくらい生きるの?」というハリネズミの寿命についてです。
この記事ではハリネズミの寿命と健康について解説しています。より長く健康に生きるためにはどうするればいいのかなどをご紹介!
Contents
ハリネズミの寿命はどのくらい?
野生のハリネズミの場合
野生のハリネズミの寿命は2~5年で平均は3年ほどです。飼育されているものと違い外は外敵もいますし、事故や病気担った時に治療もできないため比較的短くなります。
飼育しているハリネズミの場合
飼育されているハリネズミは5年〜8年ほどの寿命で健康にうまく育てられると10年ほど生きるということも。
他の小動物に比べると以外と寿命が長く聞いて驚く人も多くいます。
栄養バランスや温度管理、適度な運動などの飼育環境が悪ければ3年ほどしか生きられない個体もいるため日々のケアが重要になってきます。
ギネス記録!長寿はどのくらい?
ギネス記録には残っていないらしいですが10年以上生きているという報告は多くあるようです。
個体による差は当然ありますが、飼い主の飼育方法や環境によって大きく変わるのでより長く一緒にいられるようにしてあげましょう。
ハリネズミの年齢を人間で例えると?
あくまで目安ですが、ハリネズミの年齢を人間で例えるとどのくらいになるか紹介します。
ハリネズミの年齢 | 人間に例えると |
---|---|
1.5ヶ月 | 2歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
1歳 | 18歳 |
2歳 | 36歳 |
3歳 | 54歳 |
4歳 | 72歳 |
5歳 | 90歳 |
6歳 | 108歳 |
7歳 | 126歳 |
8歳 | 144歳 |
ハリネズミの死因
病気
ハリネズミはふらつき症候群(WHS)、アレルギー、ダニやカビの感染、歯周病などにかかる個体が多いです。体が小さいためイヌやネコのような治療を行えない場合や、そもそもハリネズミに対応していない動物病院が多いこともあり病気などになってしまうと回復が見込めないことも多々あります。そのため病気にかからないように日頃から気をつける必要があるのです。
怪我や事故
病気だけではなく抱っこ時などに高いところから落ちてしまったり、ケージの格子に足が入って骨折してしまったりなど事故や怪我も飼育時に起こりえます。特に足を怪我すると歩いたり走ったりできず、トイレや餌を食べるのもむずかしくなります。またホイールで走ることもできずストレスが溜まってしまうので怪我だけではなく様々な影響を与えてしまうことも。
ハリネズミを長生きさせるために
気温や湿度の管理
暑いアフリカのサバンナで生息しているハリネズミですが、夜行性で暑い日中は暗い穴の中で過ごしています。サバンナにいるとは言っても暑さにそこまで強いわけではなく、また寒さには非常に弱いのです。
夏の気温は30度以下に、冬は20度以上を保つようにします。特に冬は18度以下になってしまうと冬眠してしまうことがありますのでエアコンで部屋全体の温度を管理するのと合わせてケージの温度もヒーターを使ってしっかりと管理してください。
触り過ぎない
ハリネズミは臆病で警戒心の強い生き物です。抱っこしたり撫でたくなるかも知れませんが、触られるハリネズミのほうはストレスを感じることがあります。飼い主に慣れているかもあるため適度にしましょう。
適度な運動
ハリネズミは夜中にかなりの距離を移動する動物です。そのため狭いケージで運動不足になるとストレスもたまりますし、肥満の原因になります。最低でも60cm以上ケージにするのと走れるようにホイール(回し車)を設置してください。
単体飼育
ハリネズミは群れで生きる動物ではないため、繁殖させる時以外には単体飼育になります。複数匹で飼うとストレスになるので気をつけましょう。
栄養を考えたフード
毎日食べるフードによってハリネズミの体がつくられていきます。そのため栄養バランスを考えたフードにしてあげましょう。
また野菜で育てたミルワームを与えるのもいいでしょう。
ハリネズミの寿命まとめ
ハリネズミの寿命は個体によっても変わってきますが、上記のポイントを踏まえて飼育することで寿命を延ばしてあげることができます。大切なハリネズミとより長い時間一緒に過ごしていきたいですね!
以上ハリネズミの寿命についてでした。